一番町南診療所 仙台心臓血圧総合クリニックInformation

2021/09/25
新予約枠追加のご案内:10月10日(日)23日(土)のワクチン接種予約受付のご案内(更新)

いつも当院をご利用頂きありがとうございます。当院では、12歳以上の全ての仙台市クーポン対象者を対象に、10月10日(日)、23日(土)で追加予約枠を若干設け、ワクチン接種予約受付致します。新たな追加枠にてご希望の方は、お早目に、予約申込み下さい。接種希望される方(家族代理可)は、診療所窓口まで接種予約に直接来院下さい。御電話での予約お問合せはお受け致しておりません。窓口で直接来院されお申込みのみ予約お問合せ承ります(家族代理可)。接種希望される方もしくは代理のご家族の方は、本人確認可能な保険証(コピー可)、仙台市対象者クーポンをご準備の上、直接窓口まで来院しお申込み御相談下さい。当院では、コロナ禍、一日でも早く、一人でも多くの方がワクチン接種を受けられますよう、引き続きワクチン接種に努めて参ります。新たな追加予約枠は1週間程度でいっぱいになるものと想定致しております。来院申込順に予約申込受付致しておりますが、現在枠終了次第、今回の予約枠受付は終了致します。接種をご希望の方の皆様はどうぞ予約可能な間にお早目にお申込み下さい。集団接種や大規模接種との二重予約はお受け致しません。どうぞよろしくお願いいたします。


2021/09/19
ファイザーワクチン個別接種12-15歳若年者優先予約枠のご案内

いつも一番町南診療所をご利用頂きありがとうございます。当院個別接種では、12-15歳若年者優先予約枠を設け、ワクチン接種を希望される12-15歳若年者の皆さまへの優先接種に御対応致しております。個別接種医療機関ですので、ファイザー社製ワクチン使用、土曜日12時‐、日曜日10時-11時の予約枠にて、2回接種(2回目は丁度3週間後の同日時の間隔)で接種を受けて頂きます。現在、国、厚生労働省では、12歳以上の小児を含む対象者へのワクチン接種は発症を予防する高い効果を確認致しております。また、無症候性の感染を防ぐことも明らかになっており12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種は意義があると日本小児科学会では表明致しております。当院では、国、厚生労働省並びに日本小児科学会の判断、考え方を支持し、一日でも早く一人でも多くの12歳以上の接種希望者にワクチン接種でお応えして参りたいと考えております。また、若年者においてはごく稀に胸痛、息切れ、心筋炎等の報告がございますので、接種後1週間内運動制限勧奨、症状時受診に積極的に対応致しております。ワクチン接種ご希望の対象者の方はワクチン供給数が制限されております状況が継続しておりますので、どうぞ、御早目に接種予約お申込み下さい。


2021/09/19
重要:新型コロナワクチン個別接種で来院される方へ

1.時間厳守でお願い致します。接種券(クーポン券)・予診票は必ず事前に記入し持参下さい。
2.原則予約変更はお受けできませんが、体調不良等ございましたら、出来るだけ早めにご連絡 下さい。予めご連絡頂きました体調不良による予約変更については体調回復後ご予約を承ります。
3.ご連絡なく予約時間に来院されなかった場合は、当院での予約・接種は一旦取り消しとさせて頂きます。
4.当日ご持参いただくもの
 接種券(クーポン券)・予診票(必ず事前に記入のこと)・当院の予約説明書・保険証
 ※体温は当日朝の体温を測定し予診票に必ず予めご記入の上、来院ください。
 ※クーポン券をお忘れの場合、接種は受けられません
5.当日はすぐに肩を出しやすい服装(半袖着用等)で来院下さい。
6.ワクチン接種時間帯は、大勢の接種者が同時間帯ご利用されますので、接種と同時間帯に定期診察や投薬はお受けできません。定期診察や投薬を必要とする方は、予め別途受診をご予定下さい。


2021/08/30
予約受付中:新型コロナワクチン接種 かかりつけ・新患を問わず12歳以上の仙台市ワクチン接種対象者に可能な限り対応致します

いつも当院をご利用頂きありがとうございます。当院では、このコロナ禍、一日でも早く、一人でも多くの方がワクチン接種を受けられますよう、通常診療と並行しながら、現在ワクチン接種を行っております。当院は、個別接種医療機関ですので、ファイザー社製ワクチン使用、平日15-16時半の間、土曜日12時‐、日曜日9時-11時の予約枠にて、2回接種(2回目は丁度3週間後の同日時の間隔)で接種を受けて頂きます。ワクチン供給制限が続く状況下、接種を希望される対象者の方は、御早めに診療所窓口まで接種予約に直接来院下さい。御電話での予約お問合せはお受け致しておりません。窓口で直接来院されお申込みのみ予約お問合せ承ります(家族代理可)。接種希望される方もしくは代理のご家族の方は、本人確認可能な保険証(コピー可)、仙台市対象者クーポンをご準備の上、直接窓口まで来院しお申込み御相談下さい。御電話でのお問い合わせ申込みは診療の妨げとなりますのでくれぐれもお控え頂けますよう御協力下さい。当院では、12歳以上の全世代の仙台市ワクチン接種対象者へのワクチン接種に対応致しております。現在、国、厚生労働省では、12歳以上の小児を含む対象者へのワクチン接種は発症を予防する高い効果を確認致しております。また、無症候性の感染を防ぐことも明らかになっており12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種は意義があると日本小児科学会では表明致しております。当院では、国、厚生労働省並びに日本小児科学会の判断、考え方を支持し、一日でも早く一人でも多くの接種希望者にワクチン接種でお応えして参りたいと考えております。ワクチン接種をご希望の対象者の方はワクチン供給数が制限されております状況が継続しておりますので、どうぞ、御早目に接種予約お申込み下さい。


2021/08/30
重要:新型コロナワクチンのご予約及び接種について 御予約は直接来院にて受付順に承ります 御電話での予約問合せは承りません

いつも当院をご利用頂きありがとうございます。当院では、12歳以上の全世代仙台市クーポン券対象者の新型コロナワクチン接種を予約枠の限り承ります。接種を希望される仙台市クーポン対象者の方は、窓口まで直接お越し頂き、順番に受付にてご相談下さい。本人確認可能な保険証、仙台市対象者クーポンをご準備の上窓口までお申込みにご来院下さい(家族代理可)。御電話での予約お問合せはお受け致しておりません。来院して頂きました順番にワクチン予約相談受付致します。ワクチン供給数に限りがあり接種日時の必ずしも希望通りのご予約は承れません。1回目、2回目ともに当院予約枠内日時での接種となります。接種申込者の無断キャンセルは当院での申込予約は取消扱いとなり今後の申込みはお受け致しかねます。接種予約、接種当日いずれも当ビル感染対策指針は必ず遵守して下さい。当ビルご利用中の方への感染予防として、2週間内の風邪発熱症状、2週間内の感染・感染疑いの方の通常診療時間中のビル直接入館はご遠慮頂いております。コロナ禍、皆様の命と健康をまもるため、出来るだけ多くの皆さまが一日でも早くワクチン接種をご利用頂けますよう皆様の接種推進に一生懸命努力しております。何卒、当院接種状況に御理解御協力の上、ワクチン接種をご利用下さいますようどうぞお願い申し上げます。接種について仙台市からのお知らせは下記ホームページにて御確認下さい。

仙台市新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト
https://www.city.sendai.jp/covidvaccine/info.html


2021/07/11
スタッフ募集の御案内 皆様の更なるご期待に対応致したいと存じます 

いつも一番町南診療所 仙台心臓血圧総合クリニックをご利用頂きありがとうございます。おかげさまでこの春より新スタッフも私たちの仲間に加わり皆様のお手伝いを致しております。新スタッフの皆さん、心より歓迎致します。利用者の皆様には日頃当院をご利用頂き、大変感謝致しております。スタッフ一同、このコロナ禍の医療環境において、精一杯皆さまのご要望ご利用にお応えし、頑張ってゆく所存でございます。現在、当院ではコロナ禍変異株の流行下、ワクチン接種にまい進致しております。おかげさまで当院でも多くの皆さまの接種に対応中でおります。皆さまのワクチン接種への更なるご対応、ご期待にお応えし、中長期に渡って当院診療体制拡充とスタッフの人材育成を目的に、新たにスタッフを増員、常勤医療事務正社員1名、常勤看護師正社員1名、非常勤看護師社員1名を追加募集致します。やりがいのある診療を通じて、素晴らしい医療従事者になりますことを夢見て私たちと一緒に皆さまの診療にあたりませんか。当院は主に心臓血圧疾患の外来管理を主とする医療機関であり発熱外来対応医療機関やPCR対応医療機関ではございません。従いまして当職では一般内科外来、心臓血圧疾患、ワクチン接種等の外来診療業務を担当して頂き、発熱外来やPCR検査を担当する業務は当職ではございません。診療所全体で徹底した感染予防を継続致しており、業務による感染のリスクについては心配することなく安心して就労頂けます。ご希望の方は、どうぞ一番町南診療所窓口までお問い合わせ頂けましたら幸いです。勤務条件、待遇は良いかと思います。患者さまの健康作りのお手伝いをして頂ける優しい方のご応募をお待ちいたしております。


2021/05/30
重要:土曜日診療受付時間は新患10時、再来11時までとなります。

いつも一番町南診療所をご利用頂きありがとうございます。
土曜日の診療時間、受付時間を変更致します。6月5日土曜日~、土曜日受付診療時間は受付午前8時半~午前11時(新患受付は午前10時)まで、診療時間は午前9時~11時半までとなります。皆さまが一日でも早くワクチン接種できますよう、当院では、土日も返上し出来るだけ皆さまがワクチン接種をご利用頂けますようお手伝いをしております。そのための土曜日診療時間変更です。診療やワクチン接種に支障がでないよう皆さまの御理解御協力をお願い申し上げます。どうぞ宜しくお願い致します。


2021/05/06
”内科・心臓・血圧を診る” 皆さまのかかりつけ医療機関であり続けるために 開院9周年の御挨拶

いつも一番町南診療所をご利用頂きありがとうございます。おかげさまで一番町南診療所は開院9周年を迎えました。これも、診療所を信頼頂いております患者さま、いっしょに一生懸命診療に取り組んで来たスタッフ、そして、連携して患者さまの診療にあたって下さる医療機関の皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。一番町南診療所は皆さまの身近な医療機関としてこれからも皆さまの健康に寄与して参りたいと考えております。私たちの診療の特徴のひとつは、皆さまに身近な存在で、”心臓・血圧を診る”ことです。特に、胸が苦しい、ドキドキする、息切れがする、血圧が高い、などの症状は、いつ、だれにでも起こり得ます。一方、これらの症状は生命に関わる症状であることも考えられ速やかな診療を必要と致します。一番町南診療所では、定期通院中の皆さまの生活習慣病をはじめとする”内科”全般について診療し、”心臓・血圧”については主治医として皆さまのお役に立つ診療をする、 ”内科・心臓・血圧を診る” 皆さまのかかりつけ医でありたいと思っております。心臓の症状や疾患はいろいろな原因でおこります。どうぞ、心臓のことで気になることがございましたら、お気軽に私たちにご相談下さい。皆さまに身近な存在で、”内科・心臓・血圧を診る” そして、必要な時には、いっしょに地域医療に携わっております高度医療機関と分担連携して、皆さまの診療をおこなって参ります。新型コロナウイルス感染症対策と皆さまの生命と健康をおまもりすることを両立し、これからの時代に皆さまが心身共に健康にお過ごし頂けるよう努めて参ります。どうぞ御愛顧の程何卒宜しくお願い申し上げます。


2021/06/01
仙台市特定健診 はじまります。受付時間他ご案内を確認の上ご利用下さい

いつも一番町南診療所をご利用頂きありがとうございます。一番町南診療所は 仙台市基礎健診・特定健診等登録医療機関です。今年は6月~9月、1月の間、40歳~74歳の仙台市国民健康保険加入者を対象に、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病の予防を目的とした「特定健診」を承ります。平日 午前8時~11時、午後14時~16時(水曜午後除く)、土曜日9時~10時まで受付、予約なしで受診可能です。一般診療、ワクチン接種事業、健診事業と並行しながら特定健診を行います。受付時間内厳守、1時間前後の所要時間、一定の待ち時間に予め御理解御協力の上、ご利用頂きたくお願い申し上げます。コロナ禍、当院が担当致しております診療において、皆様が健康でありますようスタッフ一同精一杯努めております。健診の概要については仙台市HPもご参考になさって下さい。どうぞ、お気軽にご利用下さい。よろしくお願いいたします。
http://www.city.sendai.jp/hokennenkin-kanri/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/kenshin/kisokenshin/kenko.html


2021/03/11
あれから十年経って

 医療法人社団葵会 一番町南診療所 名誉院長本田剛彦

  東日本大震災を被災してから、令和3年3月11日は満10年の節目を迎える。

 すでにひと昔前の歴史的大惨事になるが「もうそんなに経ったのか」と肯ける気持ちと、心の隅に忘れがたい傷や痛みが残っていて、まだ1~2年しか経っていない出来事のように感じることもある。

 国内の地震として過去最大になるマグニチュード9.0のとてつもない揺れの現場とその直後の巨大津波襲来時に目の当たりにした凄まじい光景は、今でもビデオの再生のように鮮明に脳裏に焼き付いている。

 その日は外来が混む金曜日で、午後2時46分までの時間帯はいつもの通りの診療が滞りなく流れていた。それからわずか1時間も経たないうちに南三陸町志津川の町並みは目の前で為すすべもなく壊滅したのである。

避難時の判断を間違っていたら、悲劇的な結果になっていたかもしれない事態だった。

この未曾有の天変地異に直接立ち会った時は、にわかには理解できず茫然自失して、まるで特撮映画のワンシーンを見ているような錯覚になったのを思い出す。

咄嗟の避難行動で何ひとつ持ち出せず、白衣の上にジャンパーを引っ掛けて、着の身着のままで退避して、雪の山道をサンダル履きで雑木林の中を歩き、避難所になった志津川小学校の体育館にたどり着いた。

 その日は現代社会のすべてのインフラが遮断されて、展望が全く見えない状況の中で、暗くて寒い体育館で冷たい床の上にごろ寝をせざるを得なかった。

避難した町民が数百人も集まり、何がなんだか訳が分からない大混乱の中で、まんじりともせずに過ごしたあの夜の経験は生涯忘れないだろう。

 「千年に一度の大災害」に遭遇して、日常の暮らしと生業の原住所および社会的、経済的な基盤があっという間にすべて消滅してしまい、後半生の生き様を変えさせられた。

 私にとってはコペルニクス的転回と言っても過言ではない。

 被災後の12カ月間の胸中は動揺、右往左往して「これからの生活をどうするのか」、「医師という職業を全うできるのか」、「家族を含めて心身の健康に悪影響はないか」などの不安、焦燥、喪失、無念、混迷、心痛が交錯していた心理を、今更ながら思い返される。

 人間は戦争、大災害、大病、大きな事故や事件などを体験すると、ものの見方や考え方、行動が変容すると言われている。

 衣食住が充足して便利なインフラの下で平穏な日々を送っていた凡人は、住み慣れた環境と日常生活の思いもよらない唐突な消失に気持ちが落ち込んだり、逆に昂ったり、人に会いたいと思えず、酒が不味く感じたり、食欲が落ちて体重が減ったりした。

一時的に抑うつ症状、心的外傷後ストレス障害に陥っていたに違いない。

幸いいろいろな方々からの支援を受けて、10年を経過した今は、100%ではないにしても、心身ともにおおむね復興していると自負している。

逆に最近は時々、もしも東日本大震災が起きていなかったら、今頃はどうしているだろうかと、空想する時がある。

3・11がなかったら、おそらく地域医療の中に没入した時空間が引き続き絶え間なく流れて、老後に備えての生き方や死に様を考えるゆとりすらなかったのではないかと思う。

 リラックスできる自分の時間を持てないままに、相変わらず“Aタイプ行動パターン”で動き回り、あっという間に春夏秋冬が過ぎて、いたずらに馬齢を重ねていただろう。

 あるいは縁起でもないが、忙しさのあまりストレスや不摂生と運動不足のるつぼの中で、BMIが30以上になったり、生活習慣病を罹患したり、がん、心筋梗塞や脳血管障害などを患って、もはや自立できない状態になり、深刻な後半生になっていたかもしれない。

今となれば「タラレバ」の笑い話になってしまうが、 鴨長明が“方丈記”に記した「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しく留まりたる例(ためし)なし。世の中にある人と栖(すみか)と、またかくのごとし」の一節は、東日本大震災にも通じると理解すれば、あながち無意味な想像ではない。

この10年間には3・11を境に人生観、価値観がずいぶん変わったと自認している。

震度6強の騒乱の最中にわずかな時間差で、連れ合いと従業員全員が一緒に命が助かっただけでも良かったと、達観できる心境にもなっている。

「過ぎ去ってしまったことはいくら悔やんでも、絶対に元には戻らない」、「後向きでは、周りを見回して前に進む道が開けない」と、己の気性の変換を自覚した。

さらに、まだ起きてもいない事象に余計な心配をせずに、「今日を元気で充実して生きる」心構えを持とうと決心した。

そのためには拙速でもよいから、「取り敢えず第一歩を踏み出す」、「できない理由を考えるより、やれる方法を探す」を実行している。

特に運動習慣と随筆もどきの雑文書き、“男の料理”に関しては現在進行形である。

一病息災(?)の身になったが、認知症とロコモティブ症候群の予防対策をしようと頑張れる気持ちになった。

現時点で健康寿命を延伸し続けていることは、後期高齢者にとってなによりうれしい。

劇作家井上ひさし氏が言っていた(と思う)「平凡でもルーティンが続いているのが幸せの原点」をあらためて実感して、平穏な日々が如何に有り難いかを身に沁みて感謝している。

 太平洋戦争敗戦後、国や国民の努力によって先進国の一員になり、昭和の後期から平成時代になると、私たちは「平和と物質的豊かさ」が無意識に当たり前として生活した。

東日本大震災はこの安定して、恵まれた環境が突然ひっくり返されて、有無を言わさずいきなり奈落の底に落とされたようなものだった。

しかし一方では、東日本大震災で失ったものは非常に大きかったが、得たものも決して少なくないと、納得している部分もある。

“足るを知る”を実際に体験し、実施しているからである。

その上“心身の健康”と“身辺の安全”、”家族の安寧“は幸せ度数の指標であると教えられた。

10年を経た被災者として「不幸せか」と問われれば、今は「85%以上の幸せだ」と答えられるだろう。

人間の一生において、不幸感と幸福感は結局プラスマイナス・ゼロであり、故事の「人間万事塞翁が馬」は真実だと思う。

さらに、この宇宙のどこかに人知の及ばない絶対的超越者(Something Great=神様、仏様、お天道様)がおられて、われわれの運命を定めているのではないかと、従容する感情にもなっている。

人はこの感情を信心とか宗教心というのだろうかと、半信半疑である。

大震災後、私たちが命を預けているこの惑星が内蔵している自然の力に、畏怖の気持ちを越えて、畏敬の念を持つようになった。

人類は想定外の多種多様の自然現象を容認し、不条理や理不尽な社会の変化をも覚悟しておかなければならないと思うのは、被災後の数年間の葛藤が醸成したと確信している。

そして3・11の節目を迎える今年、予想もしていなかった新型コロナウィルス感染症が世界中に蔓延しているのも、自然界の不可思議な潜在力の発露と考えざるを得ない。

残生の有効期限があと何年間あるのかは“神のみぞ知る”だが、じたばたしないで自分が出来る限りの努力をして、「天命に従って一日一日を愉快に生きよう」と思っている、あれから10年後の姿勢である。